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PFCバランス計算: 1日のタンパク質・脂質・炭水化物をグラムで

PFCバランスとは、1日の摂取カロリーをタンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)のグラム数に振り分けたものです。下で目標を選ぶと、タンパク質は体重から、脂質はカロリーに占める割合から決め、残りを炭水化物に割り当てます。

目標カロリーがまだわからない場合も、摂取カロリー計算と同じMifflin-St Jeorの方法で、先にカロリーを計算します。kgとポンドのどちらでも使えます。

単位
目標カロリー
性別

計算式には女性用と男性用があります。ご自身の体に近いほうを選んでください。

タンパク質の目標に使います。減らしたい体重が多い場合は、代わりに目標体重を入力してください。

メンテナンスより約550kcal少なく(ポンド入力では500kcal)、タンパク質は多め

1日のPFC
1,780kcal/日
タンパク質144gカロリーの32%
炭水化物168gカロリーの38%
脂質59gカロリーの30%

3食に分けると、1食あたりタンパク質約48g、炭水化物約56g、脂質約20gです。

炭水化物がカロリーの45%を下回っています。高タンパクの減量プランではよくあることです。増やしたい場合は、脂質を25%程度まで下げてください。

計算式を見る

タンパク質 = 80 kg × 1.8 = 144g(576kcal)。脂質 = 1,780 × 30% ÷ 9 = 59g。炭水化物 =(1,780 − 576 − 531)÷ 4 = 168g。

健康な成人向けの推定値で、医療上のアドバイスではありません。腎臓病や糖尿病などの持病がある方は、タンパク質と炭水化物の目標を医師に確認してください。

PFCバランスの決め方

この計算ツールは、3つの栄養素を決まった順番で設定します。それぞれ役割が違うからです。

1. まずタンパク質を体重から

タンパク質の必要量は体の大きさに比例するため、体重1kg(または1ポンド)あたりのグラム数で設定します。スポーツ栄養学の研究では、運動する人には体重1kgあたり約1.4〜2.0g(1ポンドあたり0.64〜0.91g)が支持されていて、脂肪を減らしている間は、筋肉を保つために高めにするのがよいとされています。

2. 脂質はカロリーに占める割合で

脂質はカロリーの25〜30%に設定します。これは米国科学アカデミーが成人向けに定めた20〜35%の範囲(許容主要栄養素分布範囲、AMDR)に収まり、炭水化物の余地も残せます。

3. 残りを炭水化物に

炭水化物には、残りのカロリーがすべて割り当てられます。タンパク質と炭水化物は1gあたり約4kcal、脂質は約9kcalなので、カロリーからグラム数が決まります。同じ米国科学アカデミーの基準では、成人の炭水化物はカロリーの45〜65%、タンパク質は10〜35%とされています。

目標別の設定

目標カロリータンパク質脂質炭水化物
脂肪を減らすメンテナンスより約550kcal少なく(ポンド入力では500kcal)体重1kgあたり1.8g(1ポンドあたり0.8g)カロリーの30%残り
維持メンテナンス前後体重1kgあたり1.4g(1ポンドあたり0.65g)カロリーの30%残り
筋肉をつけるメンテナンスより約250kcal多く体重1kgあたり1.8g(1ポンドあたり0.8g)カロリーの25%残り

減量中は全体の食事量が減るので、タンパク質を多めにします。筋肉をつける場合は脂質を少し抑え、増やしたカロリーの多くを、トレーニングのエネルギー源になる炭水化物に回します。

減らしたい体重が多い場合、今の体重をもとにした体重1kgあたりのタンパク質の目標は、かなり高くなることがあります。その場合は、体重の欄に目標体重を入力してください。

計算例:筋肉をつける場合(kg)

28歳の男性。身長180cm、体重85kg、活動量は軽めで、メンテナンスカロリーは2,530kcalです。筋肉をつけるための目標は約2,780kcalになります。

  • タンパク質: 85kg × 1.8 = 153g(612kcal、22%)
  • 脂質: 2,780 × 25% ÷ 9 = 77g(693kcal、25%)
  • 炭水化物:(2,780 − 612 − 693)÷ 4 = 369g(53%)

維持を選んだ場合は、2,530kcalで、タンパク質119g、脂質84g、炭水化物325gになります。

計算例:脂肪を減らす場合(ポンド入力)

35歳の女性。身長165.1cm(5フィート5インチ)、体重77.1kg(170ポンド)、活動量は中程度で、メンテナンスカロリーは約2,270kcalです。ポンドで入力した場合、減量の目標は約1,770kcalになります。

  • タンパク質: 77.1kg × 1.8 = 139g(556kcal、カロリーの31%)
  • 脂質: 1,770 × 30% ÷ 9 = 59g(531kcal、30%)
  • 炭水化物:(1,770 − 556 − 531)÷ 4 = 171g(39%)

3食に分けると、1食あたりタンパク質約46g、炭水化物約57g、脂質約20gです。炭水化物はカロリーの45%を下回りますが、高タンパクの減量プランではふつうのことです。

女性のPFCバランス

ルールは性別で変わりません。女性は目標カロリーが低めになることが多いので、炭水化物と脂質のグラム数は少なくなりますが、タンパク質は体重に応じて決まります。上の減量の例は、活動量が中程度の女性の典型的な結果です。

毎日の目標に近づけるコツ

ほとんどの日に、それぞれの目標の±10%程度に収まれば十分です。いちばん気をつけたいのはタンパク質で、最も不足しやすい栄養素です。食物繊維も大切で、米国の食事ガイドラインでは1,000kcalあたり約14gを目標にしています。

CaloriePixでは、記録した食事ごとにタンパク質・炭水化物・脂質に加え、食物繊維・糖類・ナトリウムも表示されます。目標体重とペースから1日のカロリーとPFCの目標が設定され、サブスクリプションでは、設定 › 1日の目標から自分で目標を決めることもできます。

よくある質問

痩せるにはPFCバランスをどうすればいいですか?

一般的な出発点は、タンパク質を体重1kgあたり約1.6〜2.2g(1ポンドあたり0.7〜1.0g)、脂質をカロリーの25〜30%、残りを炭水化物とし、全体を適度なカロリー不足の範囲に収めることです。体重を減らすのはカロリー不足で、十分なタンパク質と筋トレは、減量中に筋肉を保つのに役立ちます。

女性向けの無料のPFC計算ツールはありますか?

はい、このツールです。「女性」を選んで情報を入力してください。カロリーの計算にはMifflin-St Jeorの式の女性用を使い、そのあと同じタンパク質・脂質・炭水化物のルールを当てはめます。

ケトジェニックや低糖質ダイエットにも使えますか?

「自分で割合を決める」を選んで、割合を入力してください。ケトジェニックダイエットでは一般に、炭水化物をかなり低く、脂質を高くします。糖尿病の方や血糖値を下げる薬を飲んでいる方は、炭水化物を大きく減らす前に医師に相談してください。

タンパク質は今の体重と目標体重のどちらで計算しますか?

健康的な体重に近いなら、今の体重を使います。減らしたい体重が多いなら、目標体重を使うと、タンパク質の目標が現実的な量になります。

PFC計算ツールの精度は?

カロリーの推定値をシンプルなルールでグラム数に変換するので、精度はもとになるカロリーの数値しだいです。出発点として使い、体重の推移や体調、トレーニングに合わせて調整してください。

カロリーさえ守ればPFCは関係ありませんか?

体重が増えるか減るかを決めるのはカロリーです。PFCは、その体重の中身に影響します。十分なタンパク質と適度な筋トレは、脂肪を減らしながら筋肉を保つのに役立ちます。

参考文献

  1. Institute of Medicine (National Academies). Dietary Reference Intakes for Energy, Carbohydrate, Fiber, Fat, Fatty Acids, Cholesterol, Protein, and Amino Acids. 2005. doi:10.17226/10490。許容主要栄養素分布範囲(AMDR)の一覧表:National Academies(PDF)
  2. Jäger R, Kerksick CM, Campbell BI, et al. International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise. Journal of the International Society of Sports Nutrition. 2017;14:20. doi:10.1186/s12970-017-0177-8
  3. Morton RW, Murphy KT, McKellar SR, et al. A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength in healthy adults. British Journal of Sports Medicine. 2018;52(6):376–384. doi:10.1136/bjsports-2017-097608
  4. 米国農務省・米国保健福祉省:Dietary Guidelines for Americans, 2020–2025、Appendix 1: Daily Nutritional Goals(食物繊維:1,000kcalあたり14g)
  5. Mifflin MD, St Jeor ST, Hill LA, et al. A new predictive equation for resting energy expenditure in healthy individuals. American Journal of Clinical Nutrition. 1990;51(2):241–247. doi:10.1093/ajcn/51.2.241
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